【じゃじゃ馬馴らし】

アルフォミナは15歳。

流行の髪型、濃い目の化粧。そしてお気に入りのグリーンのドレスを着てご満悦だった。

しかし、パーティーで酒を飲んでしこたま酔っぱらってしまう。

レディに相応しくない態度を見かねて、恋人のザクは彼女を連れだし、ゲストルームへ向かった。

「君みたいなじゃじゃ馬には、躾が必要みたいだ。」

「なにするの!?」

あっという間にドレスをまくりあげ、立ったままその場で彼女のお尻に平手を落とした。

「ぶたないでよ!!」

反省するどころか、振り返り悪態を付くアルフォミナにザクは苦笑した。

 ――本当に聞き分けのない…

彼女のことを大切に思っているからこそ、許してはならないことがある。

罪には罰を。

たとえ、彼女が泣こうがわめこうが、痛い目に合わせないと。

態度の悪さが、彼の怒りに火を灯し、お尻をぶって可哀想と思う心は消えてった。

   ――本当に反省するまでは、たっぷりとお仕置きしてやる…!!

 

酔いがさめた後のアルフォミナが涙ながらに謝罪しても、そのお尻がまんべんなく真紅に染め上げられるまで、平手とヘアブラシの嵐は止むことはなかった。

 

 

                                                    

 

 

 

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